Polo British Country Spirit

フィッシュ&チップスに英国の産業革命を思いだします

英国のソールフードと言えば何と言っても「フィッシュ&チップス」でしょう。

外側カリッと中は少しやわらかな白身魚。基本的にはタラ。他にもあります。そしてスティック状のポテトのフライ。これに独自のソースがつけば完成。

これがどうして産業革命と関係があるのでしょうか。
実は産業革命は英国に漁場の広域化をもたらしたのです。それまで近場でしか漁が出来なかったことが蒸気船や機関車の登場で広域の漁場が出来たのです。繊維産業と製鉄業で始まった産業革命。多くの人々が農村部から都市部へ移動しました。彼らの胃袋を満たさなければなりません。こうした時、新技術はイギリスの漁場を広げ、グリーンランド近くや北海まで広がったのです。

魚が大量に取れ、都市まで運んでこられます。これがフィッシュ&チップスの大流行の始まりです。20世紀の初頭にロンドンには、すでに1200軒ほどのフィッシュ&チップスの店が出来たようです。

ところでこのフィッシュ&チップス。白身魚の揚げ物とポテトのフライですが、日本人が言うポテトチップスとは違いますね。はい、イギリスではジャガイモの棒状に揚げたものは「チップス」と言うのです。え?それでは日本のポテトチップは何と呼ぶのでしょうか。答えは「クリスプ」です。アメリカではポテトの棒状のフライは「フレンチ・フライ」が正式です。単にフライとも呼びます。
だから、英国のフィッシュ&チップスには日本人が食べる薄いスライスのポテトチップスは入っていません。

最初は労働者の食事だったのですが、手軽で美味しいというわけで、一般の人々にも人気になりました。エールを飲みながら食べるのもいい。聞けばロンドン子は1週間に一度はフィッシュ&チップスを食べているようです。