Polo British Country Spirit

「SDGs」と「スモール・イズ・ビューティフル」

いま「SDGs」(エスディージーズと発音)は世界の標語になっています。
これは2015年に国連で採択された「サスティナブル・ディベロップメント・ゴールズ」の略です。「持続可能な開発目標」と言われ17の「基本目標」と169の「ターゲット」と言われる小分けした目標があります。
最近、胸に17色の輪の形をしたバッチをつけている方を見かけます。(TVでも見ますね)これは「カラー・ホイール」と呼ばれています。SDGsを理解し、自身の行動を近づける意志表明のシンボルです。

実はこのままでは地球環境も、生活資源も持ちこたえられません。今、世界の人口は77億人を超えました。2050年には100億人に達すると言われています。環境の劣化。資源の枯渇。子供たちの未来も大変なことになってしまいます。そこで国連では2030年までに「より良い社会をつくろう」と目標を掲げました。貧困をなくし、子供たちの未来も守りたい。端的にいえば「すべての国のすべての世代が、楽しく穏やかに過ごせる世界をつくろう」という目標を設定したのです。
このためには、私達のライフ・スタイルを変えなければなりません。エネルギー多消費や、フードロス、商品づくりと環境汚染、劣悪な子供労働なども無視できません。まだまだ問題は山積し、多くの事象に目を向けなければなりません。しかし、私達はただ我慢をし、縮こまって希望や夢を捨てるわけにはいきません。持続可能な開発目標は、言い換えればバランスの取れた持続可能な成長です。

こうしたテーマを耳にして、思い出す言葉があります。それは「スモール・イズ・ビューティフル」という言葉です。端的に言えば「小さいことは素晴しい」です。

これを言い出したのは1973年。経済学者のE・F・シューマッハ。著書の題名です。経済は拡大志向が一般的ですが、シューマッハは小さい事、エネルギーを無駄にしない事、シンプルな事、暴力的でないことを「スモール・イズ・ビューティフル」の言葉の中に込めました。人間中心の経済学です。
SDGsの12番目の目標に「つくる責任、つかう責任」があります。実はPOLOも同じ思想の中に物づくりや諸活動をしています。若者達が森を守る林業にいそしんでいます。生活財や衣料品では、本当に人々が満足するものを作りたい。必然のコストを上手に使って、飽きの来ない新鮮さを追及する。着用しながら、なお満足が広がる。英国のカントリー・スピリットに根ざした豊かさです。トラディショナルの英知。50年近くも経過する「スモール・イズ・ビューティフル」の思想と合致します。うわべの高価。心を捨てる廉価。短命の使い捨て。こういうことにPOLOの物づくりは与しません。
単なる量や規模の大きさよりも、人の笑顔を作りたい。満足感に近づきたい。心の大きさ、喜びの深さに近づけたい。進化し続けるトラディショナル。この信条はPOLOの中にこれからも生き続けます。