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明治5年、近代化のロマンが新橋から横浜へ向かって走った

1872年(明治5年)その時から日本は大きく変わりました。新橋から横浜まで初めて汽車が走ったのです。区間29キロをおよそ50分で走りました。平均速度32キロ。当時は驚くほどのスピードです。ご婦人方も簡単に遠出ができるようになりました。港横浜から伝わる西洋文化。一般人の異国趣味の出合いも、鉄道の開通が大きなきっかけでした。

日本の鉄道のレール幅は「狭軌」と言われる1067ミリ幅が一般的です。
狭軌が標準になったのは、英国から鉄道技術を教えてもらったからです。最初の機関車も英国のヴァルカン・ファンドリー社製。線路や枕木、石炭も、全てが英国から船で送られてきました。すごい事だったのです。写真は日本で始めた走った一号機関車です。(鉄道博物館にあります。)

開発経費やカーブも多い国情で狭軌に決まりです。また時代は進んで、同じ線路で多く走らせるためには小型は便利だったのです。それ以上に「定時運行」のためにも必要です。この達成は現在の日本の鉄道のお家芸になっています。とにかくいろいろお世話になりました。

今、東京の新橋駅近くの汐留には当時のホームが再現され、昔をしのばせる場所があります。「0マイル起点」の石柱と駅舎の名残もあります。博物館になっている駅舎玄関は、送り迎えに集まる当時の人々の華やぎを想い出させます。

ところで、ロンドンは世界で始めて地下鉄が創られた都市です。ロンドンでは俗称「チューブ」とよばれています。トンネルが丸く列車の天井も丸く「チューブ」そのものを感じます。

ちなみにロンドン地下鉄のレールは1435ミリ幅です。
この幅は標準軌といわれ、日本の新幹線も同じレール幅です。

英国では地下鉄を一般的に「アンダーグラウンド」と言います。地下駅に入る入り口に表示されています。米国では地下鉄を「サブウエイ」と言いますが、英国では、これは地下道を指すようです。

さて、弾丸列車の便利さもいいけれど、ゆっくり車窓の景色を楽しむスローな鉄道旅も良いですね。また一つ楽しい思い出やロマンが生まれそうです。