POLOの森林(もり)から
「選木から未来への森林づくりが始まる」
皆さま、こんにちは。こんばんは。
春に奈良県フォレスターアカデミーを卒業し、森林・林業のあらゆる分野を勉強してこられたが方が入社され、社有林見回り・境界確認作業と早々に先輩と山の中を駆け巡っています🏃♂️
今回紹介するのは選木作業
「選木」とは文字通り、目的とする木を選んでテープやチョークで印をつけることです。
選木する木は、目的によって異なります。
大きく分けると
①伐る木に印をつける
②残す木に印をつける
ほとんど①のパターンが多いですね。伐る木についても、
・悪い木を優先に選ぶ
・良い木を優先に選ぶ
のパターンに分かれます。
ここでいう“良い”“悪い”は、木材として売れるか売れないか。
ポロの山は、150年生の大径木の森林を作ることを1つの目標にしています。
今、選木している山はまだ樹齢50年前後…
将来、立派な木を作るためには間伐が欠かせないので、いま伐るべき木はどれかを選木しているわけです。
なので、私たちは生育の悪いもの、傷ついたものを優先に選木していますが、売れる木もある程度選んで伐らないと、いま経営が続けられなければ意味がないので、結局は経営面と環境面のバランスを考えながらの選択です。
(注:悪い木も適材適所で出荷しています。無価値ではありません。)
「どっちがいいかな~?」と悩みだすと選べず沼にハマることもしばしば…
そうして100年後立派な木に育って出荷され、その時代に生きている人々に
「この木(製品)、イイよね~」
と言ってもらえていたら嬉しいですよね。
そのころ私たちはこの世にいないので確認できませんが(^_^;)
でも、そうなっていることを信じて森林管理をして未来へとつなぐ。
林業界(とくに吉野地方)はそんな業界です。