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年輪って奥深くて面白い

子供の頃、図鑑で木の幹が太くて、下部がトンネルになっている巨木を見ました。こんな大きな木があるのかと驚きました。そして先日、日本を襲った強烈な台風で危険だったのか、東京の表参道の欅の木が、根元から切られていたのを見ました。何十という年輪がきれいに表に出ていました。なるほど年輪の数を数えれば樹齢が分る。頑張ってきたのだなあと思いました。

世界最大級の木は米国ヨセミテ国立公園にあるジャイアント・セコイア。根元の直径がおおよそ11メートル。樹齢は2700年ほどになるかも知れないと言われています。切らなければはっきりした年輪が分りません。

今日は年輪の話を記します。日本の樹木にはたいてい美しい年輪がある。これは日本には、豊かな四季がある証拠なのです。夏には成長を早め、冬には成長が遅くなる。それが年輪となります。では年輪の無い樹木はあるのか。あります。ずっと夏だけの季節の国には年輪の無い木が育ちます。模型飛行機などを作るとき使った、バルサ材。とても柔らかく軽い。そして家具や合板材に使われるラワン材。これも年輪がありません。この年輪、英語ではGROWTH・RINGとかANNUAL・RINGなどと言われています。

すくすくと育つ木は年輪の間隔が広い。ゆっくりと時間をかけて育つ木は年輪が緻密です。いわば冬目は締り、夏目はある程度幅がある。そしてその木ならではの弾力性と強さが生まれます。やや南面の間隔が広いのもその木の個性かも知れません。どういう育ち方をしたのかわかります。

ところで家族に女の子が生まれると、桐の木を植えるという習慣もあります。桐は成長が早く成木になるのに15年くらいです。これでお嬢さんの嫁入り道具をつくろうという話です。だから美しい柾目にするのは大変。土の栄養が偏り、日のあたりがおかしければ良い桐には育ちません。ところで桐は樹木の仲間ではありません。草の仲間なのです。なんだかおもしろいですね。年輪や木肌を見て木の育ち方に思いを馳せよう。年輪って面白い。