C.W.ニコルさんとアファンの森の活動

亡き後もその意思を受け継ぐ、C.W.ニコルさんとアファンの森の活動

British Country Spiritと持続可能な社会を体現する場の一つとして続けてきた交流が、C.W.ニコルさん(故人)のアファンの森財団との長年の“森林(もり)整備のお手伝い”プロジェクトです。 ニコルさんは、 英国ウェールズ出⾝で空⼿家、作家、冒険家と多様な顔をお持ちの、心優しく逞しい人物でした。⽇本⼈となった彼は、⻑野県信濃町⿊姫⼭の麓に住み、幽霊森を美しい緑の森・アファンの森に蘇らせながら、⽇本⼈が忘れかけた⾃然と共⽣する⼼が豊かで楽しい⽣活を実践してきました。そして、「POLO BCS」のBritish Country Spiritsの良き理解者でもありました。

 

彼は幽霊森に⻑年⼿を加えることで「多様性豊かな森は⼈の⼿で甦らせることができる」「健全な森には様々な可能性がある」ことを証明してきました。私たちは、現在もアファンの森の活動を通して、彼の夢の実現へ学習しながら小さなお手伝いを続けています。

ニコルさんは、ことあるごとに「これから⼈々が⽬指すべき未来は、⽇本⼈が最も得意としていたはずの⾃然を⼤切にし、⾃然と共存する社会、モノを⼤切にする持続可能な社会です」と話されていました。
例えば今は都市に住んでいても、⾥⼭の価値を最も理解している⽇本⼈なら“⼼豊かで楽しい⽣活=Good Life”を実践し、世界をリードしていけるのではないでしょうか。
そのためにも、国⼟の70%近くを覆う森林によって涵養された豊かな⽔を湛える川、それによって潤う⽥畑、その先の海の持つ豊かな価値を再認識し、都市であれ⾥⼭であれ、これらを活かした持続可能な社会を創っていくことです。