英国人は6人に1人が100年前の家に住んでいると言われています。

英国人は6人に1人が100年前の家に住んでいると言われています。

英国人は6人に1人が100年前の家に住んでいると言われています。


日本でも古民家を大事にレストアし、趣のある暮らしを楽しんでいる人が増えています。地方都市だけでなく、大都市圏でも歴史的建造物を残そうという動きがみられます。


日本の小江戸。川越の蔵の街

しかし、自分が住んでいる家が、歴史を積み重ねた住まいと言えば英国には敵いません。その地方独自の材料を活かし、それを上手に修復しながら暮らす。
隅々に生活の歴史が刻まれています。それがとても心安らぎ気持ち良いのです。


牧歌的な石の家

いま英国人は6人に1人が100年前の家に住んでいると言われています。
実は現在の英国チャールズ国王も、古典的建造物を保存する運動を支えています。ヴァナキュラー建築といわれ、その土地に応じた材料を使い、伝統を活かしそれを守る運動です。国王は「ヴァナキュラー建築は単なる懐古趣味ではなく、環境や時代の変化に、しなやかに対応しながらその土地に相応しい建物を生み出す手法です。」と語り、この建築哲学を高く評価しています。


ハイランドに多く見られる絵のような石組みの家

特に英国はハイランドからスコットランド国境地帯、そしてイングランド中西部、南西部と建築資材は石材、木材とそれぞれに特徴があります。


ハニーストーンで有名なコッツウオルズの村

英国の中央部に「天国に一番近い村」といわれるコッツウオルズの村があります。羊の丘という意味のこの村の家々はハニーストーンと呼ばれる天然石灰岩の石造りです。やわらかなハニーベージュ色が家並みの優しさを引き立ててくれます。 


レンガ造りの優しい趣の家

石が取れない地方ではレンガ積の家も素敵です。地震が無い国ですから堅牢なレンガ積みの家も100年以上の歴史に十分に耐えられます。それぞれの家の歴史が温かく暮らしを包んで微笑んでくれます。


ハーフティンバーの家

また、木材が多く取れる地方では、ハーフティンバー方式と言って、梁や柱の軸組みを外に見せた漆喰の家があります。チューダー風の家と言われますが、温もりを感じます。アルプスあたりでも多く見られる建て方ですが英国が元祖です。


有名なロンドンのリバティハウス

家並みだけでなく、ロンドンで有名な「リバティハウス」もハーフティンバー仕様です。チャールズ国王が評価するヴァナキュラー建築思想に注目したいです。
時間があれば、日本でも古民家カフェや、古民家再発見を楽しみたいですね。

私達のPOLO BCSもロングライフ・プロダクツや、ウオーンウエア哲学(良いモノをリペアして長く着る)を大事にしています。