英国のスポーツと子供と乗馬
英国は多くのスポーツのルールを作った国として知られています。ゲームと呼ばれるスポーツは、その殆どが英国を通してルールがつくられました。英国人は遊びの天才とも言えるでしょう。そしていま世界中で熱く燃えるスポーツはサッカーでしょうか。競技人口も多いようです。
しかし競技人口だけなら、バレーボールが一番、競技人口5億人です。そしてバスケットボールが2番目、三番は卓球。4番を除いて五番目がサッカー。2億5000万人と言われています。
クリケット試合
では4番目は何か。実はクリケットです。世界ではサッカーを超えて競技人口が多いのです。競技人口は、およそ3億人。100を超える国や地域でプレーされています。そして日本でも今、競技人口が急速に増加しているようです。
日本でも近年盛んになっているクリケット
日本人初のプロクリケット選手がプロリーグでプレー(2023/04/16 Barmy Army vs Spirit)
出典:「一般社団法人日本クリケット協会」
イギリスはもとより、オーストラリア、南アフリカ、インド、パキスタンなどなど。プロスポーツとして年収も20億円を超える選手がいます。とても盛んです。日本でも多くのリーグが開催され、幅広い年齢や国籍のプレーヤーが楽しんでいます。近年、男子U19日本代表がワールドカップに初出場したり、日本人初のクリケットのプロ選手も誕生しています。日本での人気もさらに高まりそうです。
サッカーに興じる少年達
我が国の少年達の視点では、サッカーが世界の中心にあるようにも見えます。
日本の少年達はサッカー派と野球派で二分されそうですね。また、子供時代に日本では誰もが泳げるように学童の水泳は必須科目になっています。これも国柄ですね。
ところで親が子供にスポーツを習わせたいとしたら何をと思うでしょうか。大きくはチーム種目と個人種目に二分されます。
人馬一体。とても上手に乗っています
こうした中で、乗馬を習わせたいという親御さんがいます。英国、ドイツ、フランスがなども乗馬王国ですが、なぜ乗馬なのかについて記してみたいと思います。
乗馬は馬に乗ることだけではありません。馬の世話をする。餌をあげる。グルーミングをする。
丁寧にブラッシング。感謝の気持ちです
何といっても自分より大きな生き物を自由に操るスポーツです。
馬は乗り手をすぐに判断します。「怖がっているな」「嫌な感じの乗り手」「上手じゃないな」こういうことをすぐ読み取ります。
だから馬に乗る、馬に触れる前に、「心」が大切です。これで、前向きな感情やそれに伴う技術が磨かれるのです。
馬が好き。怖がらない子供
馬と言葉を超えてコミュニケーションを取る。馬と触れ合うことは、いわば認知能力を磨いてくれます。
また、動物と向き合う事はセラピーの一つです。心と体の健康が同時に獲得できるのです。かのエリザベス女王も晩年まで乗馬を楽しんでいました。
楽しんで障害を飛ぶ女の子
そして、もっとも大事な点は「自信と自尊心が養われる」ということです。子供にとって、馬はそうとう大きな動物です。自信なく振舞えば制御できなくなります。
小さな子供が、自分より大きな動物をコントロールする。そこから生まれる自信と自尊心は子供の精神の成長に限りない力を与えてくれます。愛と勇気でしょう。
こんな事から、子供に乗馬を習わせる。とてもいい環境と経験の提供だと言われています。
ところで、PHILOSOPHY(フィロソフィ=哲学)という言葉があります。
フィロは愛すると言う原意。ソフィはソフィア。知・知恵という意味です。「知を愛する」ですね。
すべては生き方の哲学から始まります。 私達のPOLO BCSも 事業哲学とパーパス(目的)を基軸にGOOD LIFEを目指して活動し続けています。