知らないで使う「FREE」の怖さ

知らないで使う「FREE」の怖さ

今日は、英語の話です。
私達日本人は衣料品のサイズで「フリー・サイズ」などと言っています。社内の商品を探すと、エプロンに使われていました!この商品は国内販売限定ですが、これって、欧米で言えば「これは、無料のサイズ」ですか?というようなもの。フリーは「ただ」「開放する」の意味があるからです。
正確には「ONE SIZE FITS ALL(OSFA)」です。

実はこの「FREE」解釈が正しくないと大きな問題を起こします。

表参道のお洒落なカフェに「DOG FREE」という看板がありました。
犬好きの客は、「DOG FREE」を「犬は自由です」と解釈していたようです。驚くことに、お店も「DOG FREE」を犬も同席OKと思っていたようです。本当の意味は「犬は入店禁止」です。

FREEの意味は、開放する、離れる、取り除く、などです。だから「SMOKE FREE」はタバコから解放される。
煙を取り除く。つまり「禁煙」です。ここって、スモーク・フリーエリアなの?「思い切ってタバコが吸える」。あらあら、それって思いっきりの間違いです。

買い物で、免税店があります。 TAX FREEやNO TAXと表示しています。つまりフリーは解放する、取り除くなどの意味です。

先の間違えで、DOG FREEを「犬同伴OK」や「思い切り犬を遊ばせる場所」と勘違いしたキャンプサイトでも、『ドッグ・フリーで犬と楽しめます』などの表示があります。悪意はありませんが、世界標準からすれば「?」ですね。

海外には「GUN FREE」や「DRUG FREE」なんていう看板もあります。「ドラッグもガン」もご自由に、ではありません。真反対です。

言葉には気をつけたいですね。