新しい時代です。だからこそ街へ出て英国を探してみる

新しい時代です。だからこそ街へ出て英国を探してみる

青山、骨董通りの年季の入った紋章

新しい年を迎えます。気分も一新。しかし、通り過ぎた時代を再発見するのも洒落たものです。

『書をすてよ、街にでよう』は、昭和の劇作家、寺山修司の書籍のタイトルです。

いまや知と体験の時代です。さしずめ「地図もって街にでよう」かもしれません
いや、今日の人々なら「スマホをもって街に出よう」と言い変えられるでしょう。

経営学では「K・A・E」の法則があります。K・ナレッジ(知識)と、E・エクスペリエンス(経験)によって、A・アビリティ(能力)は高まると言われています。

経験だけでもダメ。知識だけでもダメ。経験と知識を深める。「それでこそ能力が高まる」と言うわけなのです。


往年のビンテージカー。英国のオースティンヒーレーです。青山のガレージにひっそりと主人を待っていました。

だから街に出よう。新しい発見をしようと言う事です。街を歩いて新しいものに出合う。あるいは懐かしいものに出合う。

街に出る事は、体にも知性にも、そして心にも良いと思います。

見ようとしないものは見えない。聞こうとしないことは聞こえない。五感とはそういうものです。

あらゆるものが劇的に変わる時代です。だからこそ私達はアンテナを磨いて、時代の変化を先取りする。IOT社会の進む先はゼロから1の時代でもあります

「無から有」。これこそが新時代のあり方。このためにも、多くを体験しこれを超えることです。セレンディピティ(あるものを探していて別のものを発見する)が起こるのです。


ゴルフが生まれたころのボール。ヒッコリー(木製です)これにカットを入れたり、ディンプル(くぼみ)をつけたりしていました。街で発見しました。

歩いていると何かを発見する。時間がいくらあっても足りない。楽しくなります。
まさしく「出合いは夢の始まり」です。人と出会う。モノと出合う。コトと出合う。だから人生も飽きません。もちろん仕事も飽きないのです。


時間つぶしにヒッコリーのオールドパターを楽しむ。今日も新発見です。

華やいだ街でも発見があります。新年を迎えるショウ・ウインドウは、趣向を競い合っています。思い切った主張と感性。なるほどと思わせます。そこにはテーマとストーリーが練り込まれ、見る者を楽しませます。ウインドウ・ショッピングという言葉がありますが、十分に楽しませてもらえます。


どこの自動車か分かりませんが、ずいぶんと思い切ったことをするものだと、
カメラに納めました。

さて、歩みを進めると、店頭に出されたウイスキーボトル。試飲もしてくださいと誘っています。見れば1608年の創業。400年以上も前の創立です。この歴史感には脱帽です。


スモ―キーな香りが、好きな人を呼び寄せる。モルトウイスキーの存在観。

英国は、ビスポークテーラーの発祥地、店を覗くと「傘」までも。注文仕様に驚かされます。究極のこだわりの一本を注文するとしましょうか。


傘まで注文のこだわりです。

歴史をまたいだ装いも英国風。英国にはニッカーボッカーズ・スーツの紳士はすくなくありません。実は日本でもこだわりのカントリースタイルで、ニッカーボッカーズを楽しむ人々がいます。新しものが好きな人もいれば、古典好きな人もいます。こうした集まりがあることも街に出て発見します。


ニッカーボッカ―ズ・スーツ。「好きなのでしょうね」と思います。


ローゲージのスコットランド・フェアアイル・セーター
時代が移っても基本は変わりません。

足を延ばして、滝野川の旧古河邸。ここにも英国の面影があります。
イギリスの建築家、ジョサイア・コンドルにより設計されたスコティッシュ・バロニアル様式の洋館です。庭にはローズ・ガーデンがあります。まだ寒い季節ですが、バラの時期には、ロイヤル・プリンセス・マサコの名のついた「白薔薇」が多くの人々を待っています。

バラ園を前にした、旧古河邸。英国の空気感に溢れています。

出合いの中で何かを発見する。過去をひも解き、より良い明日を創造する。

私達は、皆様のおかげをもちまして、大過なく1年を治めることができました。深く感謝申し上げます。再び新しい年を迎えます。これからもよろしく御願い申し上げます。

POLO BCSパートナーも、力を合わせ、また一歩、前に進みます。ブリティッシュ・カントリー・スピリットの心根の元に。乞うご期待です。