英国のリゾート海岸ではビーチチェアか敷物は必携です

英国のリゾート海岸ではビーチチェアか敷物は必携です

夏は海。海水浴場では子連れ家族や、若者の笑顔がまぶしく輝きます。

さて、この海水浴場。日本の発祥の地は1877年(明治10年)大磯海岸と言われています。

実はこの海水浴場、健康療法の元に生まれました。その元は、英国ブライトン(BRIGHTON)の海水療法療養所のアイデアを受けたものです。
色々な事情で体を壊した人々が海水浴や、いい空気を吸ったり、日光を浴びることで療養する。海水浴が健康に良いと知らされ日本も明治時代、英国にならって湘南海岸が開かれ療養所もここに立てられました。

英国で海水浴? 
少し考えられない方もいるでしょう。ブライトンは英国の南東部にある最大の海浜リゾート。ロンドンから1時間くらいで行けます。


ブライトンの浜辺

ロンドンでも緯度は51度、日本の札幌でも43度、宗谷岬は45.3度。
ブライトンはそれより北にあります。暖流が流れていると言っても海水温はとても冷たいです。凍りつくほどではありませんがとても冷たい。

一般に遊泳の海水温は23℃以上。最適は27℃くらいと言われています。
英国最大のビーチリゾート、ブライトン。ここの水温は夏でも16~7℃。
とても長くは入ってはいられません。


ブライトン・ビーチの写真

でも皆さん日光浴を楽しんでいます。


ブライトンの家並み

街は、楽しさに溢れた賑わいを見せています。歩くだけで楽しくなるカラフルな建造物。カジュアルな気分で溢れ、海岸も洒落たビーチ・ハット(小屋)が並び、遊び心満載です。


リソート気分のビーチ小屋

有名な「ピア(桟橋)」もカジュアルと伝統が、いまに息づく思い出の一ページになるでしょう。

しかし、この素敵なブライトン・ビーチ。砂浜ではありません。小石のビーチです。いわばぺブル・ビーチ。そのまま寝転ぶには痛いのです。
というわけで、ビーチチェアか、少なくとも敷物が必要です。(英国のリゾート海岸は小石の海岸が多いです)


ブライトンの小石のビーチ

しかし皆さん、波のゆらぎの音を感じ、夏の日々を楽しむのです。いま人気のマインドフルネス。 体も心も癒されます。

ブライトンが日本の海水浴の先輩だと驚かされる逸話でした。