モーガンのクラフトマン・シップにたかぶる

モーガンのクラフトマン・シップにたかぶる

現代の歴史の中で自動車の存在以上に、社会に影響を与えたものは多くは無いでしょう。もっと早く、もっと快適に。情報化社会の前に「産業と社会の進化の歴史は自動車とともにあった」と言っても過言ではないでしょう。

ドイツから生まれ、アメリカで花開く自動車産業。しかし英国にも今日につながるロールスロイスや、ジャガーなど、高級車の歴史があります。もちろんスタンダード車も多数存在しました。でも、モーガンこそ特別な存在です。

こうした中で、永い間クラフトマン・シップにこだわり続ける車が英国にあります。それが「モーガン」です。手作り感にほれ込んだエンス―ジアスト(熱狂的な支持者)もいます。

モーガンは手づくりの車です。エンジンは近代的なものが載せられていますが、基本的に1台1台ずつ作られています。

ボディの中枠は、今でも木でつくられています。(安全基準は満たしています)
マインドは機械というより相棒です。風を感じる。少しの雨ならそのまま走る。
荷物は積めない。革のトランクをリアに縛り付ける。これが似合うのです。

走っていて嬉しくてしかたない。暑くても寒くてもモーガンに乗る。

エンスージアストの住まいは、家まで英国田園風。全てにこだわっています。

モーガンクラブの愛好会は日本にも多くあります。連なって走れば嬉しくて仕方がない。モーガンの風切り音。排気音。とても人間的。英国のクラフトマン・シップに栄光あれです。

ちなみに、モーガンにはスリー・ホイラー(3輪)もあり、ますますエンジンの鼓動に心の鼓動も呼応します。

英国のクラフトマン・シップに栄光あれ!