もういちど、バイオダイバーシティを熟考する
生物多様性を自分ごとに

Alan D. Wilson - naturespicsonline.com: [1], CC 表示-継承 3.0, リンクによる
好きな場所があります。時間があるとたまに出かけます。それは動物園です。動物はいろいろな表情を見せます。ゴリラなんてとても知性が高いから結構悩んだりします。
およそ40億年前、生物は海で生まれました。そして魚以外は皆、海をもって陸に上がってきました。人間の塩分濃度は体重の0.3~4%。これは海から生まれた名残でしょう。
写真は暑さに耐えられないと展示を中止したお知らせ看板
氷の張らない極地の海。北極熊は絶滅危惧種の象徴的存在です。しかしほかにも絶滅危惧種は多くあります。
世界でおよそ4万2000種。日本では3800種。復活することはほぼ困難。だから大事にしようということ。「いなくなってなにか不自由ですか?」
その発想が危険です。虫だって時に害虫、時に益虫なのです。日本ではシカが増えて農作物を食い荒らすと言われます。これは上位の捕食者や人間による捕獲量の低下、そして日本オオカミなどがいなくなってからのようです。何でもバランスですね。
katsrcool from Edmond, OK, USA - Majestic Bison, CC 表示 2.0, リンクによる
上野動物園に2頭のアメリカバイソンがいます。かつてアメリカバイソンはミシシッピー川の中流域に6000万頭いました。これがバイソン狩りのため1887年には541頭になってしまいました。たった541頭です。危なく絶滅。これが人間の努力によって、いま6万頭にまで戻りました。でも6000万頭に対して6万頭です。
何気なくて、しかし怖いのはミツバチの絶滅です。今はかなりコントロールされていますが強力な農薬の使用などでミツバチは大ダメージを受けることがあります。温暖化の影響もあります。
写真は銀座にある「みつばち協会」 銀座のビルの屋上でもミツバチを育てています。
「ハチが絶滅すれば、人類も4年以内に滅びる」これはアインシュタインの言葉といわれています。(他説もあります)食料の9割を占める100種の農作物の7割はハチの受粉媒介によるものだからです。
ハチの力は侮れません。もっと絶滅危惧問題にも留意したいですね。いま、マイクロプラスティックが人体に取り込まれているという話も聞きます。
写真は「虫のホテル」粋なはからいだとおもいます。表には出てきませんがエジプトミミズなんて(タテ移動する)土壌開拓のプロだと思っています。
環境に負荷をかけず、ロングライフ思考。おまけに生物多用性。バイオダイバーシティを
開発の中で意識する。気候変動問題も同じ。直し方を知らないなら壊すことをやめる。
写真はPOLO BCSの森林活動。森林は人の手によって保全され整備されています。
POLO BCSは環境にも次世代にも、可能な限り責任を持ちたいと思っています。地球や世界をもう少しよくするために。ファッション・ビジネス活動もそこが鍵だと思っています。
写真は一本に一個の「受け口(切り口)」。環境バランスを守る木材と森林のエコサイクルの大事な活動。倒す方向に受け口を作ります。
森林の再生と保全。私達のもう一つの責務だと思っています。
ヒューチャープルーフ。未来に耐性のある活動。そしてものづくりと環境との整合。POLO BCSは、楽しく前向きにライフスタイル・ファッションを開発します。課題と向き合いながら真摯に発想する。それがトラディショナルだと考えています。