オーセンティシティとマスターピース

オーセンティシティとマスターピース

クラシックな万年筆。つかうほど愛着がわくマスターピース。

いま時代の加速感を感じます。AI技術も限りなく進み、すでに身近なものになっています。2045年問題と言われる「シンギュラリティ」。人工知能が人類の知性を超える「技術的特異点」も空想の世界ではなさそうです。

自動運転の移動空間。遠隔医療。空を飛びたい。水中を泳ぎたい。人が望む人間拡張の原理(マクルーハン)。全て現実化するでしょう。

探査機「ホープ」による撮影 (2021年8月30日)
Kevin Gill from Los Angeles, CA, United States - Mars - August 30 2021, CC 表示 2.0, リンクによる

写真は火星です。ここにも人類を送る計画は着々と進んでいます。

有人月面探査(アルテミス計画)は確実なものとなり、2033年までには火星に人類を送り込む計画もあります。

しかし、一方で自然人としての私達は、人との出会を喜び、季節を楽しみ、徳や美を理解しています。

Ikebana morimono

写真は 日本の独自性をもった華道

我が国には茶道や華道など「道」があります。これは結果だけでなくプロセスを重んじる文化と言えます。

こうした中で、いま「オーセンティシティ」という言葉が浮上しています。
特にクリエイティブ活動の中で注目されています。創造性を重視すればこそ、
自分らしさや真正性(しんせいせい)を大事にする。高価・廉価でなく、それは本物ですか?の視点です。

暮らしの中にも、ファッションの中にもいろいろあります。マスターピース(傑作)と言い換えられることもあります。オーセンティシティとマスターピースは兄弟のような関係だと思います。


写真は、傑作車と言われる本田スーパーカブの仲間。基本は変わりません。
1958年の誕生以来、2017年には累計1億台に達しました。進化するマスターピースと言えます。

概念やアイデアが生まれてからずっと愛されるロングライフプロダクト。
基本は変わらないのに見えない部分でずっと進化し続けるアイテム。

写真は、POLO BCSの基本と言えるポロシャツです。 子供用です。
最初に出合うものだから手を抜かない。柔らかな素材。しっかりした作り。
いつまでも着用していただきたいと思っています。

日本には、オーセンティシティとマスターピースを追求し続ける文化があります。「気づかい」「おもてなし」の生活文化の国だからでしょうか。

こうした背景を汲み、POLO BCSも「オーセンティシティ」と「マスターピース」のさらなる具現化に向けて、皆様のご期待に応えたいと思います。