英国のこだわりを楽しむ
「格式」「美学」「遊び心」

英国のこだわりを楽しむ <Br>「格式」「美学」「遊び心」

写真は、伝統的で今も楽しまれている、英国を代表するボーンチャイナ

英国はその歴史から古典やマナーを重んじる習慣があります。エレベーターに女性が乗ろうとすれば中にいる男性はドアを開けておく。知らない人には声掛けはしなくとも会釈する。一日がいい日になりそうです。

さて英国には有名な陶磁器の会社が多くあります。中でも英国の得意と言えば「ボーンチャイナ」でしょう。ボーンチャイナは牛の骨灰を含んだ磁器です。強度が増し、透明感のある上品なアイボリー色。紅茶の文化と同時に育ってきました。

A TX4 Taxi at Heathrow Airport Terminal 5.jpg
英語版ウィキペディアUnisouthさん, CC 表示-継承 3.0, リンクによる

写真は、誰もが知っている世界一安全と言われる乗り物。「ロンドンタクシー」

ロンドンタクシーはすでにお馴染みです。しかし多くの人はその細部を知りません。もちろんドライバーになるためにはロンドンの隅々の道を知らなければなりません。試験も難関です。

問題はそれだけでなく、ロンドンタクシーの構造にあるのです。ほとんどの人は知りません。約束があるのです。

決まり: 全長は15フィート以下。ボディ幅は5フィート以内。座席はいちばん沈んだ位置から天井まで38インチ以上。Uターン12.8フィート以内。
とにかく狭いところも走れる。天高があるのはシルクハットを被ったお客様を乗せるためです。暮らしと文化が設計までを変えさせました。


写真は英国のバイク。「ロイヤルエンフィールド」。いまインドでその魂が引き継がれています。早いよりも気分が大事にされています。

英国と言えば、昔は日本のバイクの先生でした。いまも英国にはいくつかのバイクメーカーが存在していますが、一部はインドでライセンス生産をしています。

ところで皆さん、バイクに乗るとき、どちら側から乗りますか(またぎますか)?

おそらく左からでしょう? 何で? 日本や英国では車は左側通行だから、左からですって?それではアメリカは、車は右側通行だから右からまたぎますか?自転車は?馬に乗るときは?ほとんど全部左から乗ります。

欧米の車が右側通行では、道路の中央寄りで跨ぐので危険ですが、それでも左から乗ります。スタンドは左についています。

理由は人間の軸足が「左」だからです。観察すると面白いことが発見されます。
「あたりまえ」にも疑問を持つと大発見が生れます。競技場の400メートル・トラック。この左回りも関係があるようです。


写真は200年の歴史を刻む英国のカジュアルシューズ。ひたすら改善し続けています。本物のマインドを磨き続ける。英国気質を感じます。

古いだけでなく、多くの生活文化に影響を与えてきた英国。ビートルズ、クイーン、ローリングストーンズなどなど。今もそのスピリットは生きています。

クラブタイもそうです。(ネクタイのストライプは右上がりが英国式)米国式は左上がりだとか。しかし気をつけたほうがいいのは英国でのレジメンタル・ストライプタイやクラブタイの使用。本物のクラブ・メンバーがクラブの柄のネクタイを絞めています。


写真は英国旗、ユニオンジャック

英国の国旗を通称、ユニオンジャックと言います。グレートブリテン・フラッグでなく「ユニオンジャック」です。船の舳先(へさき)につける国旗をジャックとよびます。英国人は自国の国旗が大好きです。ロイヤルファミリーを愛し、国家を大事にする意識も高いと思えます。

「格式」「美学」「遊び心」
不透明な時代だからこそ、勇気をもってイノベーションを起こす。
伝統を楽しみながら進化とブレンドする。

私達もこだわりの逸品をつくり続けたいと思っています。