2016年、HYGGE(ヒュッゲ)な生き方が英国でも生まれた。
それぞれの国に流行語があります。これは英国でも同じです。過去2016年の英国は激動の年でした。この年の6月、英国は国民投票で欧州連合からの離脱を決めたのです。当然、この年の英国の流行語ナンバー1は「Brexit(ブレグジット)」でした。そして2番目は何と「HYGGE(ヒュッゲ)」でした。
これはデンマークで生まれた言葉ですが、英国人が大注目し、瞬く間に英国中に広がりました。その結果2番目になったのです。
実はさかのぼる事1987年に国連が「サスティナブル・ディベロップメント」を提唱しました。持続可能な成長です。ずっと以前の話です。しかし多くの人々は本気にしていませんでした。
その後、2015年9月。国連でSDGsが採択され、社会のあるべき姿や生活の見直しが叫ばれたのです。同時にデンマーク社会の生き方が注目され、ここに英国の人々も強く反応したのです。
今は世界中がたしかな歩調でSDGsゴールに向かう必要があります。
デンマークは経済競争力で、今でも世界上位の国です。また国民の幸福度はいつも上位。この国がヒュッゲを主張しているのです。
優しい音楽、読書、温かい飲み物。太陽の時間が短い土地の定番です。
ヒュッゲとはデンマーク語で「心地の良さ、幸せを感じる事」を指します。これが、もともと自然や暮らし方を大事にする英国の人々の心にはまったのです。
世界でデニッシュと呼ばれる焼きパン。熱いコーヒーと共に幸せです。
自然の草花を愛する。華美でなく普段使いを大事にする。お気に入りのカップで温かい飲み物をたのしむ。
ゆらぐキャンドルの光の中で音楽を聴く。心地よいソファー。団欒テーブル。
暮らしと自然のバランス。あるいはインテリにさりげなく野草を飾る。
日本でも野草を売っているお店がありますが。野草もヒュッゲな気分です。
自分時間を楽しむ。もちろん家族時間も大事にする。
焚火を囲み野趣にあふれたバーべキューを家族で楽しむ。
誰もが忘れそうになっている優しさ。勝ち負けを問わない豊かさ。
他人や社会を思いやる聡明さを大事にする。
マインドフルネス、ウエルネス、ストレスフリーな生き方です。
自転車で通勤する。
テレビを消してみる。デジタル・デトックスで解放される。
多くの人が自転車通勤です。
デンマークには1万2000キロの自転車専用道路があります。
「LESS IS MORE」の心境です。
素朴でナチュラルなものに豊かさを感じる。それもヒュッゲですね。
ゆっくりと、生活には工夫を。いまある物を大切に。
身体を動かし、自然を愛し、美に触れ、家族を大事にする。
加えてすべての仕事に誇りをもち尊重する。仕事の貴賤はありません。
新しいワーク・ライフ・バランス。英国人も注目するヒュッゲです。
POLO BCSも、人々の豊かな自分時間をつくるためのMD創りと、環境に留意したMD開発に注力していきます。