英国には別府と姉妹都市の温泉地がある

近頃、急速にインバウンド旅行者が戻っています。特徴的な事は、お買い物から「体験型」にシフトし始めたことです。
世界の旅と言えば、歴史、文化、風景、食が、一般的には需要な要素になっています。ここに日本の旅と言えば、温泉(風呂)が、それにつきものです。
(別府駅と別府温泉生みの親。油屋熊八翁の銅像)
実は英国にも温泉があります。1994年に別府温泉と姉妹都市提携を結んだ世界遺産の街。バースです。
(歴史遺産都市・バースの街並)
それは地名が「バス(風呂)」で街の名の語源になった「BATH(バース)」です。ロンドンから170キロほど西にある歴史的都市です。
かつて、バースの観光マーケティング部長が別府温泉を訪れました。別府を気に入り、互いにプロモーションのため姉妹都市提携に至りました。それが1994年の事でした。
(別府の街の湯煙)
日本の別府温泉は毎分8万3000リットルの湯量。とてつもない量です。対する英国のバースは1日100万リットル。しかし満足できる湯量です。現在バースには3か所の源泉があります。
(ローマン・バースの遺跡)
さて、有名な「ローマン・バース」の遺跡は、古代ローマ人が2世紀ごろ、この地に侵攻しました。温泉施設を建築し、発展したその名残です。紀元前から温泉地として存在し、いま遺跡として残りユネスコの世界遺産になっています。
ケルト人が再発見し、バースは残されました。
現在もバースに温泉は湧いています。いまも人々が楽しんでいます。湧き出し温度、約45℃。充分な温度でしょう。
(サーメ・ルーフトップ・スパの写真)
総合スパ「THERMAE・BATH・SPA(サーメ・バス・スパ)と言われる複合温泉施設も有名です。室内だけでなく、屋上にも開放的な施設がある天然温泉です。
バースの歴史的な街を楽しみ、温泉で体を休める。
英国で温泉。
ちょっとした新鮮なアクティビティですね。
しかし、英国の温泉では「水着」を忘れないでください。
英国の旅に温泉。話のネタには、なりそうです。
懐かしくて新しい。 POLO BCSも伝統をベースに新しい世界を堀り続けます。